口腔癌の特徴と症状

口の中が痛い

口の中が痛い悪性腫瘍の場合、痛みがあまりないものも多いのですが、早期癌で潰瘍やびらん(口の粘膜の表面にあり、体の中の筋肉などの組織を守る役割をする上皮が、はがれたり傷ついたりした状態)を作った場合や、進行がんで、大きくなってがんが神経を蝕んだり、痛み物質を出し始めた場合などに痛みを生じます。

口内炎が2週間たっても治らない

口内炎が2週間たっても治らない早期のがんは、口内炎や入れ歯の「あたり」のような状態ではじまることがあります。

通常の口内炎であれば口腔ステロイド剤の塗り薬や、殺菌などの治療で、数日から2週間程度で治るものが多いので、口内炎が持続する場合には、要注意です。

どこかわからないが、出血する

どこかわからないが、出血する口腔がんは痛みを伴わないことが多く、がんにより表面の上皮が破けたような場合に、出血します。

出血により、がんが見つかることも多いので要注意です。もちろん、歯槽膿漏による出血もありますので、すべてががんではありません。

口の中のどこかに「しこり」や「はれ」肥大した部分がある

がんは「できもの(腫瘍)」ですから、口の中に、腫れた部分やしこりがある場合には要注意です。

ただ、良性腫瘍(がんではないできもの)や骨の出っ張り、正常の臓器でできものに見えるのなども多くありますので、過剰に心配されることはありません。

舌、歯肉、頬の粘膜などに赤斑(赤い部分)がある

舌、歯肉、頬の粘膜などに赤斑前がん病変(がんになる前の状態の病変)の中に、紅板症というものがあります。

この紅板症の約半分50%が、すでにがんになっていると言われています。紅のように赤く、少し、硬い感じがしたら要注意です。

舌、歯肉、頬の粘膜などに白斑(赤い部分が混ざることもある)がある

舌、歯肉、頬の粘膜などに白斑がある前がん病変(がんになる前の状態の病変)の中に、白板症というものがあります。

この白板症の約6-10%が「がん」になると言われています。

顎(あご)が腫れて義歯(入れ歯)が合わなくなったり、違和感(変な感じ)がある

入れ歯をしている方で、がんなどのできものにより、入れ歯が合わなくなり、噛みづらいなどの訴えをされる方がいます。また、がんが、頬や舌を動かす神経を蝕んだ場合には、舌を動かしにくいなどの症状が出ます。

舌や、口の中のその他の部分に、しびれ・麻痺感がある

舌や、口の中のその他の部分に、しびれ・麻痺感があるがんが、舌や頬などの感覚をつかさどる神経を蝕んだ場合には、舌や頬、その他の部分にしびれや麻痺感などの症状が出ます。

原因不明の歯のぐらつきが3週間以上続いている

原因不明の歯のぐらつきが3週間以上続いている原因不明の歯のぐらつきが3週間以上続いている。

抜歯後(歯を抜いた後)、なかなか治らない状態が3週以上続く。

歯肉がんの場合に、がんが歯を支えている骨を吸収することがあります。ぐらついた歯の周りの歯肉が、汚く盛り上がっていたり、上皮に潰瘍やびらんがあれば要注意です。同様に、抜歯した後、3週間以上経っても、なかなか治らない場合も要注意です。

首のぐりぐり(リンパ節)の腫れが3週間以上続いている

首のぐりぐり(リンパ節)の腫れが3週間以上続いているがんが口の中を蝕んだ場合に、首のリンパ節が腫れることが、あります。もちろん、首から上の部分を怪我したり、カゼをひいたり、虫歯や歯周病などの炎症でも首のリンパ節は腫れますが、そのような場合には、傷や風邪が治ったり、炎症が治まったりするとリンパ節の腫れも引きます。

そのような原因もなく、くびのリンパ節が腫れた場合には要注意です。

鼻の片側だけに鼻詰まりがある

鼻の片側だけに鼻詰まりがある特に、膿(うみ)や血の混じった分泌物(鼻水)が出たりする場合。

鼻詰まりや膿は、鼻炎や上顎洞炎(蓄膿症:ちくのうしょう)などの場合にしばしばみられる症状です。

その他に、上顎洞の粘膜から、がんが発生することがあります。ここで、重要なのは片側にそのような症状が出現した場合には、要注意であるということです。

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